講習会（美容師向け）

第1回 アピアランス・サポート技能講習会

緊急事態宣言の期間延長を受け、予定しております講習会の日程を6月16日、23日、7月21日の3日間に変更致します。

本講習の概要

本講習会は、自らの美容技術を用い社会に貢献をしたい美容師や、産休などで資格を持ちながらも現在美容師として働いていないママ美容師・休眠美容師が、美容のプロフェッショナルとしてがん患者の方に寄り添ったサポートが出来るようになることを目的とし、団体別採用力スパイラルアップ事業の一環として開催しています。

高まりつつあるアピアランスサポートの需要

国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センターが、2013年に発表した資料(※2)によれば、治療に伴う身体症状の苦痛TOP20の中に、外見の変化による苦痛がいくつか挙げられています。特に、乳がん・婦人科がんの患者の方においては、12項目、60%が外見に関する苦痛です。医療技術の進歩によって、がんの生存率が改善し、「がんと共に生きる、働く」という時代になったことで、抗がん剤治療などによる脱毛や肌のくすみなど外見（アピアランス）変化に悩みを持つ患者が増加し、ウイッグでの脱毛のカバーや、日常的な化粧品を使ったメイクアップの提供など、がん患者のQOL向上の実現に役立つアピアランス・サポートの需要は高まりつつあります。メーカーの勧めではなく、患者視点でのウィッグの選定などの相談を受けるサービスが広がりつつあります。
(※2)抜粋参考資料 国立がん研究センター中央病院（https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2013/0731/shiryo2.pdf）

専門知識と実技を通じて、新たなステージ活躍できる美容師に

「アピアランス・サポート技能講習会」では、がん患者の社会生活を過ごしやすくするために、がん治療に関する基礎知識や、ウイッグの知識とカットの実技、化学治療に伴う爪への影響とネイルケア、乳がん摘出後の胸部補整下着や、肌の変色などへのカバーメイクなどの専門的な知識を総合的に学習し、カウンセリング技能を磨きます。美容師にしかできない、がん患者に寄り添うサポート提供を目指します。

日時：会場

受講料

無料

定員

10名／1回

講師

一般社団法人アピアランス・サポート東京 みなとアピアランス・サポート相談室室長、美容師   村橋紀有子（ようこ）
一般社団法人アピアランス・サポート東京、正看護師、ネイリスト   森本恵
東京慈恵会医科大学付属病院　緩和ケア認定看護師   藤本麗子
東京慈恵会医科大学付属病院　がん相談支援センター　看護師   紙屋友紀
美容ジャーナリスト NPO 法人CNJ 認定 乳がん体験者コーディネーター   山崎多賀子　ほか

受講対象者

復職を希望する美容師資格保持者およびBA 東京美容コンソーシアムが選定する団体別採用力スパイラルアップ事業の支援先サロンの従業員（支援先サロンの従業員で定員に達しなかった場合には、一般の美容師の方の参加も可能です）

詳細・お申し込み

まずはお電話（03-3370-2131）で空き状況をご確認ください。

【BA東京美容コンソーシアム　団体別採用力スパイラルアップ事業】
BA東京美容コンソーシアムは、東京都美容生活衛生同業組合（理事長 金内光信）と世界最大の人財サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社（代表取締役社長 川崎 健一郎）で発足した美容業界の人材力の強化を目的とする共同事業体です。
公益財団法人東京しごと財団から団体別採用力スパイラルアップ事業を受託して、美容サロン単体だけでは実行が困難な求職者への採用アプローチの習得、時短勤務やフレックスタイムなどの雇用モデルの創生、従業員の育成と定着、雇用環境整備といった課題に対する解決策を提供し、業界全体に波及させることを目的としています。

過去の講習会

第3回アピアランス・サポート技能講習会　2018. 5月～6月
第2回アピアランス・サポート技能講習会　2018. 3月～4月
第1回アピアランス・サポート技能講習会　2017.12月～1月